色彩であふれるお祭り「ホーリー祭」

色彩であふれるお祭り「ホーリー祭」

数ある宗教の中でも神秘的なお祭りの多いヒンドゥー教ですが、そのヒンドゥー教の祭りの中で最も派手なお祭りが、ホーリー祭です。ここでは、このホーリー祭について説明します。

なぜ行われるようになったのか?ホーリー祭の歴史について

ホーリーの語源はホリカだとしている説が最も有力で、ホリカはインド神話に登場する神の一人です。兄はヒラニヤカシプ・ヒラニヤークシャ。ヒラニヤカシプは、ヴィシュヌ神を信仰する息子を抹殺しようと、さまざまな手段を試しましたがヴィシュヌ神に守られている息子はいつも命拾いをしていました。そして最後の手段で考えたのが、炎に焼かれることがない神である妹ホリカを利用することでした。ホリカに息子を抱いて火の中に入るように強要しましたが、ホリカは焼け死に息子は傷すら負うことがありませんでした。息子はヴィシュヌ神の加護受けただけでなく、実はホリカが、炎に焼かれることを防ぐショールをかぶせて守ったと言われています。自分を犠牲にしたホリカをしのび、その年の収穫物を燃やした灰をふりかけあったのが、ホーリー祭の由来だと言われています。

カラフルなお祭り!使用される色水と色粉について

ホーリー祭は、春の訪れを祝い、誰かれなく色粉を塗りあったり、色水を掛け合ってありします。色粉は本来原色である「赤・黄・緑」が使用されていました。これらの原色が自然から手に入れやすいという理由で使用されていたこともありますが、赤は血肉、黄は糞尿、緑は豊かな収穫を意味していたそうです。また寺院などの宗教儀式で使用される色水や色粉は、天然素材にこだわっているそうです。

ちょっと違う!現在のホーリー祭

ここ数年でホーリー祭の色粉を掛け合うという楽しみ方を追求したお祭りがあれば、マラソンと混合させ、数キロごとのチェックポイントで、見物客が色水をかけるというイベントにもなっています。

ホーリー祭の開催会場や開催日は?

ヒンドゥー教徒のいるところやヒンドゥー寺院のあるところであれば、ホーリー祭は行われています。インド・ネパールなどでホーリー祭が開催されており、ヒンドゥー教徒だけでなく、住民たちも混ざってホーリー祭に参加しています。ホーリー祭が開催されるのは、インド暦の11月の満月の日とされています。

1週間前から準備万端!

ホーリー祭は1日限りのお祭りですが、多くのヒンドゥー教徒にとって1年間待ちに待った日のため、1週間ほど前からホーリー祭の兆候が見え始めます。街角でカラフルな粉が売られるようになり、その粉を買った子どもたちが水鉄砲を使用して掛けあっています。そしてホーリー祭の前日は、地域によって独特の前夜祭のようなイベントが始まります。その年の収穫物を燃やすというイベントや、こん棒を振り上げた女性たちが、鍋の蓋を盾代わりにした男性を叩きながら追いかけていくイベントなどがあります。

注意!知っておかないと後悔することも

ホーリー祭に参加するのであれば、必ず捨ててもいい洋服で参加するようにしましょう。ホーリー祭の期間中は観光客でも容赦なく、色水や色粉をかけられます。ですからホーリー祭当日は、捨ててもいいTシャツ・パンツ・下着・靴を着用するようにしましょう。また洋服だけでなく、顔や体についた色も数日は落ちません。

おわりに

ホーリー祭りとは、色水や色粉を掛け合うお祭りです。主にインド・ネパールなどで開催されているお祭りでしたが、最近は日本でも行われるようになりました。
日本では「カラフル・ラン」といい、色粉を浴びながら走るというイベントが行われています。興味のある方は参加してみてはいかがですか。注意点としては、洋服に色粉や色水がつくと、洗濯をしても落ちにくいため、捨ててもいい洋服を着て参加するようにしましょう。

参考サイト:ホリー・フェスティバル・ジャパン

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